2024年5月31日         東京都・新宿区

第4回カツベン映画祭



名 称:

第4回カツベン映画祭(新宿東口映画祭提携企画)

日 時:

2024年5月31日(金)午前9時30分開演~


会 場:

武蔵野館 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F


入場料:

全席指定 1プログラム 2,000円


販売方法:

5月17日正午より武蔵野館及び武蔵野館チケットサイトにて販売
※ 先行販売席数限定 通し券8,000円(税込)は、4月30日(火)より
マツダ映画社にて取り扱います。お電話、メールなどでお問合せ下さい。


協 賛:

武蔵野興業株式会社


協 力:

沖縄県立博物館・美術館、喜劇映画研究会


主 催:

株式会社マツダ映画社・カツベン映画祭実行委員会
〒120-0003 東京都足立区東和3-18-4

【上映スケジュール/全8プログラム】


【上映作品紹介】

真紅の文字 The Scarlet Letter 

1926年 米 M・G・M作品  87分
監督/ヴィクトル・シェーストレム 
出演/リリアン・ギッシュ、ラース・ハンソン

サイレント映画の大スター、リリアン・ギッシュが自ら映画化を望み、企画段階からかかわった傑作

[写真提供:マツダ映画社]

十七世紀中頃のボストンの清教徒の村で、裁縫をなりわいとするヘスター・プリンには、やむなく英国で結婚した夫があったが行方不明になっていた。安息日に飛び回ったことを咎められ牧師ディムズディルに罰を与えられる。しかし牧師は優しい人間で彼女をいたわり、彼女は次第に彼に恋し、彼もまた彼女を愛するようになるが…
ローレル&ハーディ2本立て『山羊の失恋』『リバティ』 

1929年 米 ハル・ローチプロデュース作品  40分
監督/『山羊の失恋』ルイス・R・フォスター
   /『リバティ』レオ・マッケリー
出演/スタン・ローレル、オリヴァー・ハーディ

「笑いの代名詞」と称されたハル・ローチプレゼンツ、ローレル&ハーディの爆笑高所アクション・コメディ!

[写真提供:マツダ映画社]

ローレル&ハーディは1927年から正式にコンビを組み、日本では「極楽コンビ」と呼ばれ一世を風靡。「ボケとツッコミ」の始祖。「陰湿で排他的で不健康な笑い」を追求したのが先に登場した三大喜劇王との大きな違いでもある。トーキー以降も約20年に渡り年間数本の製作ペースで活動を続けた。現在もキャラクターグッズが多く作られ、2019年には伝記映画『僕たちのラストステージ』が日本でも公開された。

弥次喜多 岡崎の猫退治 

1937(昭和12)年 大都映画作品    14分
監督/吉村操   出演/大岡怪童、山吹徳二郎、大山デブ子

大都映画、看板トリオによる岡崎の化け猫伝説を弥次喜多珍道中でパロディ化!果たして化け猫の遺言とは?!

[写真提供:マツダ映画社]

庶民の味方であり続けた大都映画は、世の中すっかりトーキー映画移行後も無声映画を作り続け、本作も無声映画全盛時代より少し後の封切り。ご存知『東海道中膝栗毛』の弥次さん喜多さん珍道中。三大化け猫伝説の地・岡崎に現われるという噂の化け猫退治を引き受けるも、その特撮(着ぐるみ)は爆笑もの。ヒロインを務めるのは元祖ぽっちゃり系コメディエンヌの大山デブ子。喜多八を演じる山吹徳二郎の兄は名弁士の西村小楽天。
人生劇場 

1936(昭和11)年 日活多摩川撮影所作品(無声縮刷版)  54分
監督/内田吐夢
出演/小杉勇、山本礼三郎、村田宏寿

原作は尾崎士郎が都新聞に連載した自叙伝的青春物語。本作は名監督、内田吐夢の発案で最初に映画化された作品である。

[写真提供:マツダ映画社]

三州吉良港の旧家辰巳屋は没落寸前。そこの主人瓢太郎は、一人息子瓢吉の成長が何よりも楽しみで、「強くなれ、偉くなれ」と��咤激励して育てている。中学を卒業した瓢吉は、政治家になる夢を抱き、苦学してでも大学へ行きたいと考えた。息子の成長を喜ぶ瓢太郎は、辰巳屋が滅びるまで学資を送る決心をするが…
執念の毒蛇 

1932(昭和7)年 日布映画株式会社作品 71分
監督:吉野二郎 
出演: 渡口政之助、柳本鶴子、竹の家鶴子

  現存する沖縄最古の映画にして、長編怪談作品。ハンセン病差別も描くなど、現代に通ずる主題を持っている。

作品提供・協力:沖縄県立博物館・美術館

[写真提供:片岡一郎]

新天地への夢を抱いて大城政一と君子の夫婦はハワイへ移民をした。だが君子はハンセン病を患い、政一は医者を呼んでくると言い残して、ひとり沖縄に帰ってしまう。病を押して夫を探し出した君子が見たのは、芸者との恋に溺れている政一だった。嘆き悲しむ君子を政一は崖から突き落として殺してしまう。ある夜、政一が寝ているところにハブを伴った君子の怨霊が現れる。恨みの毒牙を突き立てられた政一は絶命する。
折鶴お千 

1935(昭和10)年 第一映画社作品   90分
監督/溝口健二 原作/泉 鏡花
出演/山田五十鈴、夏川大二郎、芝田新、芳沢一郎

泉鏡花の小説「売色鴨南蛮」を溝口健二監督が見事に映像化した傑作。鏡花の情感が全編に満ち溢れている抒情詩として完成されている。山田五十鈴が薄幸の女を見事に美しく演じている。

[写真提供:マツダ映画社]

雨降りしきる神田万世橋駅のプラットフォーム。停電故障の為足止めをくう人々の中に、じっと遠くを見つめ、物思いに更ける一人の紳士の姿があった…。 

神田明神の境内近く、ニコライ堂の大屋根が見通せる路地裏に‟古美術鑑定某―“といった看板がかかった店がある。其の実インチキ悪党連の溜まり場で、美しいお千はそこの首領熊沢に喰いものにされ乍らも、足抜け出来ずに悲惨な日々を過ごしていた…
拳闘屋キートン Battling Butler 

1926年 米 バスター・キートンプロダクションズ作品 85分
製作/ジョゼフ・M・スケンク 監督/バスター・キートン
出演/バスター・キートン、スニッツ・エドワーズ、サリー・オニール

笑わぬ喜劇王が挑む、大真面目な決戦!

作品提供・協力:喜劇映画研究会

[写真提供:喜劇映画研究会]

キートンの代名詞である《超人的なアクロバット》と《大掛かりなセット》を封印して、洗練されたストーリーによる《笑いの新境地》に挑んだ野心作!キートン本人が晩年にお気に入り作品と語っていた傑作で、細マッチョなキートンの肉体美と、痛々しい殴り合い、すれ違い、勘違い、どんでん返しをスマートに展開させるキートンの監督手腕は必見です!
不如帰 

1922(大正11)年  松竹キネマ蒲田撮影所作品  34分
監督/池田義信
出演/岩田祐吉、栗島すみ子

文豪・徳富蘆花原作。日本三大新派として何度となく映画化された名作。
栗島すみ子・岩田祐吉は日本映画界最初の名コンビ。

[写真提供:マツダ映画社]

片岡中将の長女浪子は、幼い時に母を亡くし淋しい思いをしてきたが、18歳になって川島男爵家の若き当主、海軍将校の川島武男の許に嫁ぎ、やっと幸福を掴んだはずだったが、姑慶子の苛酷な仕打ちや、夫の知友陸軍将校千々岩の奸策、さらに肺病という不治の病に侵されてしまう…。
落胆無用  Never Weaken 

1921年 米 ザ・ロリン・フィルム・カンパニー作品 29分
製作/ハル・ローチ 監督/フレッド・ニューメイヤー
出演/ハロルド・ロイド、ミルドレッド・デイヴィス

純真無垢な青年のハラハラドキドキ奮闘記!
作品提供・協力:喜劇映画研究会

[写真提供:喜劇映画研究会]

習作期の短編ながらも、ロイド喜劇特有の緻密な構成、スピーディな展開、エスプリの効いたギャグ、そして驚愕のクライマックスを見ることができる爆笑の逸品。洗練されたギャグの猛攻が、凡俗に陥りがちな純愛物語を悪夢のアクション大作に急転させる、シチュエーション・コメディ(状況喜劇)の軌範です!
月世界旅行 Le Voyage dans la iune 

1902年 仏 スター・フィルム作品 13分
製作、脚本、監督、主演/ジョルジュ・メリエス
ご存知SF映画の元祖!映画にトリック撮影の面白さを最初に持ち込んだジョルジュ・メリエスの代表作!

[写真提供:マツダ映画社]

天文学協会で月世界旅行が決議され、工場で製造された巨大なロケットで月世界に到着した学者たちは…
鞍馬天狗(后篇) 

1928年 嵐寛寿郎プロダクション作品 31分
監督/山口哲平 原作/大佛次郎
出演/嵐寛寿郎、五味国枝、山本礼三郎

剣戟スター嵐寛寿郎と言えば「鞍馬天狗」。嵐寛寿郎プロダクションを設立し、独立第一回作品として製作された本作。今回は后篇のみの上映!

[写真提供:マツダ映画社]

杉作の機転により大阪城からの脱出に成功した鞍馬天狗は忠僕、黒姫吉兵衛の屋敷に匿われていた。ある日、鞍馬天狗に勤王党からの呼出の回状が届く。しかしこれは暗殺隊によって書かれた偽状であった…

【弁士紹介】

澤登 翠(さわと みどり) 

法政大学文学部哲学科卒業。故松田春翠門下。
日本独特の話芸「活弁」の第一人者として、国内を始め仏、伊、米他海外にも招聘され好評を博している。洋画、現代劇、時代劇とレパートリーも豊富。活弁の継承者としての活動が評価され、これまでに文化庁芸術祭優秀賞、文化庁映画賞他を受賞。無声映画鑑賞会での公演を基盤に国立映画アーカイブや各地の映画祭での公演、大学他での講座、TV番組のナレーション、朗読とその活動は多岐に亘る。2015年、「文藝春秋」に掲載の「日本を代表する女性120人」に選出、2017年3月には松尾芸能賞特別賞を受賞。周防正行監督最新作映画『カツベン!』では、活動弁士監修を担当した。本年、弁士デビュー50周年を迎える。
坂本 頼光(さかもと らいこう) 

中学時代より活動写真弁士を志す。2000年に、「鞍馬天狗」でデビュー後、映画館、寺社仏閣、寄席等様々な場所に多数出演。これまでに説明した作品は約120本。2010年にはアメリカのエール大学他五大学で無声映画公演、2012年にはフランスの映画保存機関シネマテーク・フランセーズの上映会、昨年はパリで開催された「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画「日本映画の100年」など海外でも弁士を務め好評を博した。 平成28年度国立演芸場・花形演芸大賞の銀賞、平成30年度同賞の金賞を受賞。周防正行監督の最新作『カツベン!』では出演のほか主演の成田凌、永瀬正敏の弁士指導を担当した。
大森 くみこ(おおもり くみこ) 

2012年弁士デビュー。関西をはじめ全国各地での無声映画上映会、国内外の映画祭等に多数出演。寄席(繁昌亭・喜楽館昼席)にも色物定期出演。新作無声映画「I AM JAM ピザの惑星危機一髪」(2022)では出演と活弁を担当。2024年春には全米4都市活弁公演ツアーにも出演。関西弁も駆使したコメディポップな作品は子供たちにも大好評。大人向けのシリアス作品まで硬軟問わずの語りが持ち味。ラジオパーソナリティー、ナレーターとしても活躍。ラジオ関西「田辺眞人のラジオレクチャー」レギュラー出演中。公式サイト:omorikumiko.world
山崎 バニラ(やまざき ばにら) 

活動写真弁士。2001年、無声映画シアターレストラン「東京キネマ倶楽部」座付き弁士としてデビュー。独特の声で大正琴とピアノを弾き語る独自の芸風を確立。2022年からはフラメンコ用カスタネット(パリージョ)も取り入れる。

2018年~東京国際映画祭ユース部門で活弁を披露
2019年公開、周防正行監督『カツベン!』に出演
2021・2022年上演、オペラ『美しきまほろば~ヤマトタケル』道化役
2021年 NHKラジオ『まいにちスペイン語』出演
2024年 Eテレ『しあわせ気分のスペイン語』出演
声優としてもアニメ『ドラえもん』ジャイ子役他出演作多数。
宮城県白石市観光大使。著書に『活弁士、山崎バニラ』。
片岡 一郎(かたおか いちろう) 

1977年生まれ。東京都出身。活動弁士の第一人者澤登翠の一番弟子として、2002年に入門。2016年には活動弁士として戦後初の歌舞伎座出演を果たした他、国外での活動も多く、これまで18ヵ国で公演を行っている。2018年にはフィリピン初の活動弁士誕生を支援。失われた無声映画のフィルム発掘にも尽力している。活動弁士の他にも執筆や舞台出演、声優業と多岐にわたって活躍中。これまで活動弁士を担当した無声映画は約350本。周防正行監督の『カツベン!』では出演のほか時代考証や高良健吾、森田甘路の弁士指導を担当。 昨年、初の著書「活動写真弁史: 映画に魂を吹き込む人びと」(共和国)を出版した。
山内 菜々子(やまうち ななこ) 
栃木県那須塩原市出身。2010年澤登翠一門に入門。2013年6月「第659回無声映画鑑賞会」で弁士デビュー。以降、無声映画鑑賞会に定期的に出演するほか、2017年には地元栃木県「那須温泉映画祭」にも出演。2019年公開、周防正行監督「カツベン!」に出演。2021、22年には全国7か所のミニシアターが主催する、小学生から高校生を対象とした「夏休みの映画館~忘れられない映画に出会う、夏。」に出演するほか、大学生が主催する「第32回東京学生映画祭」「ジェンダー・ギャップ映画祭」(いずれも2021年)に出演するなど、幅広い世代に向けて活弁上映を行っている。2022年には初めての海外公演(アメリカ)を実現。また、2021年4月~2022年2月まで集英社少女漫画アプリ「マンガMee」にて連載された『RAY-麗-大正キネマ物語』(作:ナスノマユカ)の監修協力を務めた。
ゲスト弁士
森田 甘路 (もりた かんろ)
 

俳優。テレビドラマ、映画、舞台で活躍中。周防正行監督の映画『カツベン』では青木館で働く汗かき活動弁士「内藤四郎」を好演した。
詳細プロフィールは、
https://www.cubeinc.co.jp/archives/artist/moritakanro
ゲスト弁士
金子 侑加 (かねこ ゆうか)
 

広島県出身。演劇ユニット・あやめ十八番所属の俳優。
早稲田大学卒業後、人生を楽しみながら演劇とゆるやかに繋がる道を模索すべく、 2015年からあやめ十八番に所属。
佐藤佐吉賞、サンモールスタジオ選定賞等で、最優秀主演女優賞ほかを受賞。
2023年あやめ十八番『六英花 朽葉』にて、初めて活動弁士役に挑戦。
現在は俳優の他、舞台作品のプロデュース、ビジネススキルのインストラクター等、 幅広く活動中。
開口一番
尾田 直彪 (おだ たかとら)
 

2000年生。熊本県出身。
第一回カツベン映画祭にて澤登翠の活弁『瀧の白糸』を見て活動弁士を目指す。2021年10月、マツダ映画社「無声映画鑑賞会」でデビュー。以来同会をはじめ、国立映画アーカイブや地元九州での公演にも出演している。現在もっとも若い活動弁士として活動をしている。
樗澤 賢一 (ぶなざわ けんいち) 

澤登翠門下。2020年に無声映画鑑賞会で弁士デビュー。新宿東口映画祭、国立映画アーカイブなどに出演。声優として外国映画の吹替や、キネコ国際映画祭で活動。また毎年、下北沢映画祭のコンペティション(授賞式)でメインMCを務めている。
植杉 賢寿(うえすぎ よりとし) 

1971年東京生まれ、横浜在住。昼間は会社員と二足の草鞋。89年、活弁に出会う。自らの言葉で映画を語るその魅力の虜となり、同年マツダ映画社主催の話術研究会「 蛙の会」に入会。91年、無声映画鑑賞会で弁士デビュー。 途中ブランクを挟み13年鑑賞会に復活。邦画・洋画とジャンルを問わず出演、 「ハマのオヤジ弁士」として活躍。 現代の世に通じる活弁の構築を目指し日々奮闘中。

【演奏者紹介】

カラード・モノトーン・デュオ

湯浅ジョウイチ(ゆあさ じょういち)
(作曲・編曲、ギター)
 

1987年、東京国際映画祭でグリフィス監督の「國民の創生」の楽士を務めて以来、無声映画期音楽の復元・作/編曲を行い、後に和洋楽団カラード・モノトーンを結成。 当時の再現演奏ができる唯一の楽士。日仏連携イベント「ジャポニスム2018」をはじめ欧米への招聘も受け精力的に活動している。

鈴木真紀子(すずき まきこ)
(フルート)
 

桐朋学園大学音楽学部卒業。フルートを峰岸壮一氏に師事。卒業後、無声映画専門和洋楽団カラード・モノトーンのメンバーとして活動。 「ジャポニスム2018」では、パリを始め四都市での公演を大成功に収め、帰国後、楽長の湯浅氏と共に総理官邸での感謝の集いに招聘。
上屋安由美(かみや あゆみ)
(作曲、ピアノ)
 

愛知県名古屋市出身。桐朋学園大学音楽学部作曲専攻卒業、同大学研究科修了。同大学音楽学部付属子供のための音楽教室ソルフェージュ講師。これまでポルデノーネ無声映画祭、東京国際映画祭等に出演。ピアノを故・松岡晴子、三輪郁、作曲を三瀬和朗、大家百子の各氏に師事。
天宮 遥(あまみや はるか)
(作曲、ピアノ)
 

神戸生まれ。日本では希少なサイレント映画伴奏ピアニスト。
スクリーンから降り注ぐさまざまなシーンにあわせて即興で演奏し、コメディーからドラマティックな作品まで幅広く演奏。
国際映画祭や劇場にてアクティブに上映会を行っている。
CMや映画音楽を制作するほか、 日本民間放送連盟賞優秀賞受賞ラジオ関西「天宮遥の私はピアノ」をはじめ、 「原田伸郎のびのび金ようび」などラジオパーソナリティーとしても活動している。
丹原 要(たんばら かなめ)
(作曲、ピアノ)
 

岡山市生まれ、国立市市民。こども園、中学高等学校、音楽教室にて、ピアノやリトミックを中心に老若男女幅広く指導にあたっている。クラシック音楽を出発点に、「ことば、身体運動、音楽」の融合した舞台を夢見て音楽活動を続けている。近年はリトミック教育の創始者であるダルクローズの作品の研究に注力している。初めて演奏した無声映画はルネ・クレール監督『幕間(音楽:サティ)』。カラード・モノトーンの湯浅ジョウイチ氏との出会いをきっかけに、本格的に活動写真弁士や楽士の世界を知る。
坂本真理(さかもと まり)
(ピアノ)
 

東京・新宿生まれ 音楽一家に育ち、付属音楽高校普通科を経て国立音楽大学教育音楽学科リトミック専攻卒業。
東京・国分寺市むらさき幼稚園園長を経て、2016年「むらさきmusicラボ」を設立。
同年、「月世界旅行」をシンセサイザー弾き語りにて無声映画デビュー。
ラグタイム、チャールストンなど1920年代のアメリカ音楽の演奏研究に取り組み中。
パーカッションや楽器づくりの指導とともに、書物の監修にも携わっている。
バグパイプ、古楽器、民族楽器による世界のリズムをレパートリーとする楽団「ぺとら」にて、文化庁派遣芸術家として演奏をおこなっている。



[お問い合わせ]    株式会社マツダ映画社   ℡:03-3605-9981 
Mail:katsuben@matsudafilm.com